テレワークにはマルチモニター【横向き×縦向き】のディスプレイ構成がおすすめ

【横向き×縦向き】のディスプレイ構成がおすすめ

マルチモニター歴10年以上の管理人が、試行錯誤して行き着いたテレワークのディスプレイ構成をご紹介します。マルチモニター環境の参考にしていただければ幸いです。

以前は会社から支給されたノートPCだけでテレワークをしていましたが、画面や文字が小さくて作業効率が悪かったのでマルチモニター環境に移行し、作業効率を大幅にアップさせたという経験があります。

ブラウザのタブをたんまりため込むタイプの方や、複数のアプリを閉じずに運用している方にはマルチモニター化は特におすすめです!

モニターの画面向きについて(縦向き横向き)

まず、複数ディスプレイを検討するなら、その内の一つは縦置きディスプレイが欲しいところです。

それは縦向きで見やすいアプリが多いからなのですが、百閒は一見に如かずということで、先に横向きと縦向きの見え方の違いについて実際にキャプチャーを見て頂きましょう。

ディスプレイを横向きにした時の表示範囲
画面を横向きでYahoo!のトップページを開いてみました。

画面サイズは24インチ、画面比率は16:9、解像度はフルHD(1920×1080)と、今最も普及していると思われるベーシックな仕様です。キャプチャを見ていただくと分かるように、両サイドには何の表示もない無駄なスペースが広がっています。画面の半分くらいの表示領域が無駄になっており、ディスプレイの大きさを全く生かし切れていません。

では、同じ仕様のモニター画面を縦向きにしたら、どのように表示範囲が変わるでしょうか。

ディスプレイを縦向きにした時の表示範囲
赤ラインから下は横向き画面ではスクロールしないと見えない範囲。縦向きは縦に表示領域が長く見やすい

両サイドの無駄なスペースがなくなり、その分下へ表示領域が広がり一つの画面の情報量が倍近くに増えました。ページの最下部に到達するのにマウスのスクロールの量も減るので、素早くWEBの情報を収集可能です。縦向き画面は、下へ下へと続いている作りが多いWEBコンテンツの特性と上手くマッチしています。

縦向き画面の詳細は別記事にも書きましたのでこちらをどうぞ。

マルチディスプレイの構成

縦向きと横向きディスプレイは、それぞれが短所を補完し合う関係なので、どちらか一枚だけでは正直足りません。様々なコンテンツに対応し業務を効率的に処理するためにも、やはりモニターは縦横一枚ずつあった方が良いというのが私の意見です。

ちなみにですが、私のモニター用途はこんな感じ。

  • ブログ記事作成
  • 画像編集
  • チャットワーク
  • PS4、PCゲーム
  • YouTubeなどの動画視聴
  • ショッピング
  • 仕事(サイト管理、オフィスソフト、HTML等の編集)
  • 調べもの

家でパソコンはノートではなくデスクトップPCを使用しており、プライベートと仕事両方でしっかり使用している方で、多くの時間をディスプレイの前で過ごします。一般的に見ればハードユーザー寄りの意見ではあると思います。

横向きディスプレイには32インチ 2K WQHD(2560×1440)

横向きのモニターは正面のメインとして使用する画面です。こなせる役割が多いので、デスクには少し大きめですが下記のような理由から32インチ 2K WQHD(2560×1440)を選択しました。

  • 32インチはドットバイドットでFHDと同じテキストサイズになる
  • 画面が大きく複数アプリを同じ画面で使用できる
  • 映像コンテンツやゲームが大迫力で体験できる

設置した最初こそその大きさに面を食らいましたが、使ってみると動画は迫力満点だし、ゲームも没入感が増してより楽しめましたし、作業領域も広く、結果32インチにして大満足でした。

32インチモニターを選んだ理由についての詳細は、別記事で書きましたのでこちらもどうぞ。

マルチディスプレイにはデメリットもある

ディスプレイは多ければ多い方が出来る人のデスクみたいになるのでカッコいいですよね。しかし、予算は限られているでしょうし使わないのに増やしても意味がありません。ディスプレイを増やすのにはそれなりにデメリットもあります。

マルチディスプレイのデメリット
  • PCのスペックが低いと動きが遅くなり逆にストレスになる
  • ディスプレイやモニターアームが必要で初期費用が高額になる
  • デスクが重くなる。設置状況によっては天板の補強が必要
  • モニターもそれぞれ熱を持つので夏は部屋が暑くなりがち
  • 電気代(ランニングコスト)も地味に負担になる
  • 配線の取り回しが増えてごちゃつく
  • コンセント不足で電源タップが必要になり、多くはたこ足配線で危険
  • モニターにスペースがとられ置きたいものが置けなくなる

マルチモニターでディスプレイが多くなることによってのデメリットを踏まえると、2画面+ノートPC(テレワーク用)までがよいバランスではないかと個人的には考えています。

4画面以上のマルチディスプレイについて、はクリエーターやSE、ゲーマーやトレーダーなど多くのモニターを用いることで生産性が上がる仕事をされている方くらいしかメリットがデメリットを上回らないと思います。

モニターを2枚以上増やす前に、仮想デスクトップの機能を利用してみてから判断するのも良いかもしれません。

まとめ:横向き×縦向きのディスプレイ構成

マルチモニターで試行錯誤した結果、メインモニターには32インチ 2K WQHD(2560×1440)、サブモニターに24インチWUXGA(1920× 1200)が在宅ワークに適したディスプレイ構成ということに行き着きました。

実際に私も1年程この構成でテレワークを行っていますが、どんなアプリでもどちらかのモニターにはフィットするので、本当に万能で穴が無いというか、とにかく使いやすいです。

マルチモニターの導入を検討されているのであれば、ぜひ今回ご紹介した構成も参考にしてみてください。