部屋でエアコンなどの暖房を使わない寒さ対策~段ボール掘りごたつ編~
机に向っての勉強やパソコン作業時に寒い足元を何とかしたい!そんな寒い冬の足元あっため大作戦2回目は、暖ボール掘りごたつ編ということで早速やっていきます。
前回、キンキンい冷えたつま先を湯たんぽで温めるのはエコだし劇的な効果だったけど、同時に足首辺りが寒く感じるようになったよ、ということを書きました。
今回はその辺りの問題を解決方法として、『ダンボール掘りこたつ』をやります。
方法はとっても簡単。段ボール箱に熱源(湯たんぽ等)を入れて足をぶっ込むだけ。
これだけでも大体想像つきそうですが、一応詳細を説明してみます。
目次
段ボール掘りごたつとは
掘りごたつとは、床を切って足を入れる溝を作り、そこに熱源を入れて布団をかぶせる昔ながらの暖房装置のこと。
その掘りごたつの構造をマネて、段ボールで簡易的に作ったもののことを段ボール掘りごたつと言います。というか勝手にそう呼んでます。
昔ながらの掘りごたつは、こたつ内部の小さな空間だけを温めるそのエネルギー効率の高さが特徴ですが、段ボール掘りごたつはさらに小さな空間に仕立て上げることで、エネルギー効率を極限まで高めたものです。
そして、箱を段ボールとしたメリットについては3つあります。
3つのメリット①:手に入れやすさ。どこにでもあります
②:金額の安さ。買う必要もないかもしれません
③:段ボールの断面が2重構造になっているため断熱性が高い
簡単に言えば、どこにでもあって安く、性能も高いという三拍子そろった外郭が段ボールなのです。
足首の寒さについて気付いたこと
この段ボール掘りごたつに行き着くまでには色々と試しました。
たとえば、靴下を2重履きするとか、レッグウォーマーとか、ズボンを2枚履くとか・・・。
でも気づいたんです。
靴下やらズボンやらの薄っぺらい生地をいくら重ねようとも、温まるという感覚は得られないことを。
やっぱり何かの熱源がないと足の冷たさは改善しません。
準備するもの
段ボール
まず足が入りそうな段ボールを用意します。
サイズについては家にあるもので足が入れば問題ありませんが、高さは40cm程度までにしないとひざ裏に当たります。
毛布
足の周りに詰める毛布を用意します。
毛布がなければタオルや、着ていない衣類でも問題ありません。
湯たんぽ
段ボール内を温める熱源を用意します。
電気あんかやペットボトル(水漏れ注意)でもOK。
熱源なしでもやってみましたが、やはり寒くて足が冷たくなりました。
電気あんかならコードレスのものがおすすめです。
ルームシューズ
部屋で履く用のふかふかのクツを用意します。
素足や靴下だけだと熱すぎるので、低温やけど予防として履いた方がいいです。
もしお手持ちに無ければ、ひざ上まであるこんなタイプがおすすめ。
実際に使用してみる
段ボールを置く
家にあったのが W34cm×D47cm×H12cm の大きさ。高さが12cmと少し低かったので、フタの部分を立ててガムテープで固定し、高さを30cmまで上げました。
足を入れる側は、高すぎると足の出し入れがしずらいかと思いガムテープの固定をせず柔軟に動くようにしました。
熱源を置く
一番底に湯たんぽを置きますが、少しでも長く温かい状態でいるために、マットを1枚入れています。
熱源を包む
湯たんぽを直に足に当てるのは熱すぎるので、底に敷いたマットをそのまま包みました。
足を入れる
足を入れて、足とダンボールのすき間が無くなるように毛布を詰め込みます。
実際に使っている様子。
あったけー。
なんだか足湯してるみたいな気分。
段ボール掘りごたつはこんな人におすすめ
足首を温めたい人
段ボールが無ければ足の裏しか温まりませんが、段ボールで囲いをすることで熱が閉じ込められてスネぐらいの高さまでは温かくなります。
重ね着では得られない温かさで、熱源の湯たんぽの熱をしっかり感じ取れる足湯のような心地よさです。
イスに座って作業する人
底冷えする床と相対する足の防寒対策は、イスに座る人にとって悩みの種。
イスに座る必要が無ければ暖の取りようはいくらでもありますが、様々な障害物がありエアコンの温かさも届かない着席中の足暖は、一筋縄ではいきません。
この段ボール掘りごたつなら、床からくる底冷えの冷気をシャットアウトできるので、暖かさに関しては間違いなく満足することでしょう。
極力お金を掛けたくない人
用意する物の多くは家で揃うと思います。
かかる光熱費もお湯を沸かしたり充電したりするだけなので2~5円/1日と非常に経済的。
また熱が逃げにくい構造のため、長時間の運用が可能になるなどコスパ最強です。
段ボール掘りごたつの注意点
足しか暖まらない
当たり前ですが、足回りしか暖まりません。足が寒いときは大体、手や体も冷えているのでそちらの寒さ対策も必要です。
部屋全体を暖める寒さ対策はこちらにまとめました。
圧倒的ダサさ
段ボールに足を突っ込んでいる姿は、控えめに言ってもダサいです。まぁ自宅でやるものなので私は気になりませんが、インテリアを重視する人にとっては耐えがたいかもしれません。
やけど
『高温やけど』と『低温やけど』の二つのやけどに注意が必要です。
『高温やけど』については熱湯を容器に注ぐときに注意し、『低温やけど』は万が一寝落ちしたときのことを考え、肌に直接湯たんぽに触れないようカバーなどをして対策をとりましょう。
足が自由に動かせない
個人的にはこれが一番ストレスでした。
一旦セットしてしまえば、トイレに行くのにも”ズボッ”と力を入れて足を抜かないと出られませんし、戻ってきたときにまた足を入れて毛布をセットするのも面倒に感じました。
温かさと、安さと、機動性、この3つを満たすものはなかなか無いものですねぇ。
その3つを兼ね備えた暖房器具を見つけました!記事書きましたのでこちらもどうぞ。
耐久性は高くない
段ボールだけあって、ガシガシ使っているとすぐヘタってきます。破れます。
その分すぐ手に入れらるので、使い捨てのつもりで使いましょう。
段ボール掘りごたつまとめ
床からくる冷気を段ボールの2重壁でシャットアウトしながら、内側の熱を閉じ込めるという今回の対策のおかげで、熱エネルギーの放出を最小限に抑えられるため湯たんぽの長時間の運用が可能になりました。
足首全体を長時間を温められて光熱費も安い、これが家にある材料で出来ると言うんですから、合理的の極みです。
しかし、いただけないのは足の自由が無くなること。
これは全員には当てはまらないかもしれませんが、長時間座っていると同じ姿勢でいることが辛く、椅子の上であぐらもかきたいし、正座もしたいし、いろんなところに足を持って行きたいタイプの人なんです。
その他にもいろいろ寒さ対策をしているので、よろしければこちらもどうぞ。
同様のことを手でもしてみました。熱源は手だけですが、結構暖かくなるのでマウス操作時に手が冷たいという方は一度お試しください。
窓を断熱して寒さ対策をしたときの記事はこちら。
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