アーロンチェアリマスタードを5年使い倒したので質問に答えます
2017年にアーロンチェアリマスタードを購入してから早5年、この椅子の上で生活していると言っても過言でないほどこの椅子を使い倒している私が、アーロンチェアリマスタードって実際の使い心地どうなのかな?という疑問をお持ちの方に向けて答えてみました。
アーロンチェアアーロンチェアはデスクワークために作られた高機能なオフィスチェアのことで、人間工学に基づく体にフィットする座り心地と、美術館にもコレクションされるほどの美しいデザインを兼ね備えた椅子は、ビジネスの成功者達が好んで使用することから「成功者の椅子」とも呼ばれることも。
2017年1月、そんなオフィスチェア界の王たるアーロンチェアが発売から23年の時を経て、21世紀の働く環境に合わせて一から設計し直したという”リマスタード”をリリース。アーロンチェアリマスタードとなって更に完成度が高まった椅子に生まれ変わりました。
新旧の比較や詳細な使い方は、他サイトでも詳しく説明されているので、ここではちょっと変わったQ&A形式のレビューをお届けしたいと思います。
目次
試座はあてにならない
イス選びには実際座り比べてみることが重要だと言われます。
これはもちろん正しいですが、ただ試座(展示品に軽く座らせてもらうこと)だけで長時間座ったときの感覚を得ることは難しいのもまた事実です。
例えば、最初は体にピッタリフィットしてブレない座り心地が気に入っていた椅子が、長時間座ることによって座る姿勢を変えられないことが逆にストレスになった、というように長所であったところが短所に変わってしまうこともあります。
こればかりは実際に長期間使ってみないとわかりません。そのことが理解できていないと、表面的な座り心地の違いのみを比べてしまい何日も無駄に悩んでしまいます。
どんな用途で使うのかしっかり定めて、座り心地だけにとらわれすぎず、触ったときの触感や材質の質感、機能や操作性の確認も大切にし、デザインの好みなども含めた総合的な判断をしたいですね。
アーロンチェアリマスタードQ&A
誰にも質問されたことはありませんが、5年アーロンチェアリマスタードに座り続けて感じたことを勝手にQ&Aしてみます。
大前提として一日中座っているヘビーユーザーが感じていることなので、一日2~3時間くらいのライトユーザーの意見と違うところがあるかもしれません。
もし下記以外の質問があればコメントください。どんどん追加しますので。
Q1.旧アーロンチェア(クラシック)との違いは?
A.23年ぶりの改良なので大きく変わっています。
Q2.試座のときから5年経って座り心地変わった?
A.変わりました。
Q3.たくさん可動部があるけど全部使うの?
A.全部は使っていません。
Q4.耐久性は?
A.新品の頃と比べて劣化しているところはありません。
Q5.腰に良いって本当?
A.医療器具ではないので腰痛が治ることはありません。
Q6.ヘッドレスト必要?
A.個人的には必須。
Q7.アーロンチェアで寝れる?
A.毎日寝ています。
Q8.サイズ選びは?
A.170cm 60kg の体形でBを選びましたが問題ありません。
Q9.メッシュ生地って本当にいい?
A.メッシュの何に惹かれているかによります。
Q10.成功していないけど買っていい?
A.いいんです。
Q11.床傷つかない?
A.フローリングや無垢材では床を傷めます。
Q12.掃除大変?
A.ホコリが発生しやすい構造です。
Q13.その他気になること
A.背もたれに青い着色汚れが発生しました。
Q14.どこが一番安い?
A.値引きがないので正規代理店では同じ価格です。
Q15.もし次買うとしたら何買う?
A.アーロンチェアか、エンボディチェアも捨てがたい。
椅子に座り続けて辿り着いた境地
人はずっと同じ姿勢でい続けることはできません。
寝ている間に勝手に寝返りを打つのと同じ理屈で、じっと座っているように見えても体は本能的に床ずれやしびれが起こる前に自然と姿勢を変えて血流を促しているんですね。
エルゴノミクス(人の作りに合わせたデザイン)研究が進み、体への付加が分散されることにより同じ姿勢で座り続けられる時間はどんどん伸びていることは間違いありませんが、アーロンチェアリマスタードといえども同じ姿勢で座り続けることは難しいでしょう。
そこで私が行き着いた境地は、姿勢を変え続けること。
着座中の基本的な姿勢は、深く腰かけひざを90°に曲げた正しいと言われるような座り方をしていますが、座面に触れる所の負荷分散のために姿勢を変えることを学びました。
スタンディング
時には体の重心を右寄り、左寄りに振ったり、足を組んだり片方の足を太ももの下に挟んだり、行儀悪く浅く座って足を投げ出したり、椅子の上であぐらや正座をしたりさえします。
そして究極の形態はスタンディング。つまり立って作業するということです。
ただし、立ち続けることも人の体にとって負荷の大きなことなので良くありません。疲れたらまた座って作業に移るべきです。
様々な着座姿勢→スタンディング→様々な着座姿勢→スタンディング…
このサイクルを繰り返すことで何時間でも作業し続けることが出来るのです。
スタンディングについては、机の改造も必要なのでいつか記事にしたいと考えています。
仕事用ではありませんが、リラックスするときに使っている究極のストレスレスのリクライニングチェアもレビューしていますのでご興味がある方どうぞ。
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