ハワイアン航空の機内安全ビデオに出てくるロケ地13カ所を徹底調査
ハワイアン航空の機内安全ビデオに登場する美しいロケ地の数々。そのすべての所在地を突き止めることができましたので、ここで紹介します。
ハワイの行き帰りの際、このムービーを見られてこれどこなんだろうと気になっていた方も多いのではないでしょうか。あるシーンでは見た瞬間に「あそこだ!」とわかる場所もありますが、全てのロケ地を初見で正解できる人はいないのではないかと思うくらいの難問です。
我こそはハワイ通!という方は、ぜひ全ロケ地正解を目指してみてください。
目次
- ハワイアン航空の機内安全ビデオについて
- ハワイアン航空の公式サイト情報から
- ロケ地の調べ方と答え合わせ
- ロケ地13カ所の正解と解説
- ▼マカプウ・ビーチ 1/13(オアフ島)00:02~
- ▼マカプウ展望台 2/13(オアフ島)00:16~
- ▼ウマウマ滝 3/13(ハワイ島)00:36~
- ▼ポオレナレナ・ビーチ 4/13(マウイ島)00:44~
- ▼ワイメア峡谷 5/13(カウアイ島)00:50~
- ▼サンセットビーチ 6/13(オアフ島)01:07~
- ▼クアロア・ランチ 7/13(オアフ島)01:39~
- ▼ハレアカラ国立公園 8/13(マウイ島)01:54~
- ▼マウナルア・ベイ・ビーチ・パーク 9/13(オアフ島)02:33~
- ▼アラモアナ・ビーチ・パーク 10/13(オアフ島)03:04~
- ▼サドルロードの溶岩地帯 11/13(ハワイ島)03:13~
- ▼クアロア・ランチ2回目 (オアフ島)03:28~
- ▼ワイココ・ファーム 12/13(カウアイ島)03:40~
- ▼ウマウマ滝2回目(ハワイ島)03:58~
- ▼ヨコハマビーチ 13/13(オアフ島)04:00~
- ロケ地13カ所の正解と解説
- まとめ
ハワイアン航空の機内安全ビデオについて
私がこれまでに利用した航空会社であれば、機内安全ビデオはユーモアも遊びもないお堅い映像が当たり前だったのですが、ハワイアン航空のビデオは、これまでのものとはまったく異なる様相を呈していました。
スーツから水着へ、機内からビーチへ、マイクからウクレレへと、全てがハワイ仕様へと見事に違和感なくシフトされており、私はこれを『ハワイの魅力を多くの人に伝えるための一種のプレゼンテーション』なのではないかととらえました。
考えてみれば、グループ全体で1日250便以上も運行するその飛行機の乗客全員が、必ず着席して半強制的に画面を見させることができるあの異様な状況は、何かを宣伝するにはこの上ない環境。
もしかしたら、他の航空会社では何かの規制があって出来ないだけなのかもしれませんが、とにかくアイディアとしては斬新で、いい意味で常識を打ち破ってくれたと思います。
機内安全ビデオとは
機内安全ビデオとは、離陸前に必ずモニターに再生される動画のことで、非常時の対応や安全対策、機内設備の説明といった内容で構成されます。場合によっては客室乗務員が身振り手振りで説明することもあります。
安全に関わる非常に大切なことが説明されていますので、他のチャンネルに切り替えたりできないよう再生中はモニターの操作を受け付けない仕様です。楽しむための映像ではありませんので、どんなにつまらない内容でも、全ての乗客は必ず視聴し理解する必要があります。
実際の動画
こちらの動画は、ハワイから日本に帰る便で撮ったものです。映し出されるハワイの美しい景勝地の数々、あなたはいくつのロケ地がわかるでしょうか? 勝手に正解数に応じてランク付けしてみましたので、興味がある方は最下部までどうぞ!
このムービーを初めて見たときは”機内安全ビデオはこうである”という固定観念を根底からひっくり返すような演出に、いつの間にか画面にぐっと引き込まれていて、あっという間の4分30秒でした。
乗客を画面に集中させるという目的と、ハワイの魅力を伝えるという2つの目的を叶えた、機内安全ビデオの演出としてはこれ以上ない効果を生み出しています。
ハワイアン航空の公式サイト情報から
動画のロケ地探しに関して唯一参考になったサイトは、ハワイアン航空の公式ホームページでした。
その公式サイトには、2015年に披露されたこの機内安全ビデオの発表資料がアップされており、いくつもの重要なヒントがありましたのでここで紹介します。
ハワイ諸島の4島が舞台
一般的に観光客が立ち入れる島は、カウアイ島、オアフ島、マウイ島、ハワイ島、ラナイ島、モロカイ島の6島がありますが、今回の撮影が行われたのは【カウアイ島、オアフ島、マウイ島、ハワイ島】の主要4島であるということが分かりました。
ハワイの主要4島はそれぞれ違う特徴を持ち、名所の多い人気の島々なので納得です。もし情報の少ないラナイ島やモロカイ島に行かれていたら、ロケ地探しは手も足も出なかったかもしれません。
✔ ハワイ諸島の成り立ち
まだハワイが影も形もない大海原が広がっていた、今から数千万年も前の太古の昔。
海底火山の噴火によりマグマが積み重なることで島が形成されると、その島は太平洋プレートの変動に伴って北西方向へ徐々に移動を始めます。移動する島に対して、海底火山は移動せず同じ位置のまま噴火を繰り返すため、また新しい島が誕生します。
この島の誕生と移動のサイクルを、数千万年という気の遠くなるような年月をかけて何度も繰り返すことで、現在では列島全体の長さが2,400kmにも達し、19の島と環礁を形成するまでに至りました。
また、北西にある島ほど古く浸食も進んでいるため小さくなり、カウアイ島以西の島では陸地がほとんど失われています。その一方で、列島の中で一番新しいハワイ島では、火山から流れ出るマグマにより今なお成長し続けています。
13ヵ所あるロケーション
撮影場所は13カ所で行っていたことが発表されており、その内の8カ所はなんと地名まで書いてあります。
これを見て「こんなに情報があるんだったら簡単!楽勝!すぐ終わる!」と調子こいて調べ始めたことを思い出します(遠い目)。
●オアフ島
ヨコハマベイ、クアロア・ランチ
●マウイ島
ハレアカラ国立公園、ポオレナレナ・ビーチ
●カウアイ島
ワイメア峡谷、ワイココ・ファーム
●ハワイ島
サドルロードの溶岩地帯、ウマウマ滝
上記が動画のロケ地として公表された地名です。各島で2カ所づつの計8カ所が苦労もなく判明したので、あと4カ所の特定を残すのみとなります。
5カ国語に対応
ハワイアン、日本語、中国語、韓国語、英語の5カ国語に対応されていたので、まさか各国用にアレンジされたロケ地があるかもしれないと肝を冷やしましたが、さすがにそこまではありませんでした。
各国のバリエーションの違いは、冒頭部分のあいさつと字幕のみの違いとなっており、ロケ地は全て同じで今回の検証に影響はありません。
総勢39人のキャスト
このムービーには、39人の実際のパイロットや客室乗務員とその家族が出演しているということでした。制作費の節約ということでしょうが、従業員を大切にしている感が伝わるようで逆に好感が持てます。
それよりも、動画に39人も出ていたかな?と数えてみたのですが、日本語バージョンでは38人しか確認できませんでした。各国のバリエーションにより冒頭のあいさつのところで1人多いか、途中手だけ映っているシーンがあったので、手タレとして1人計上されているとか、見切れて見えない場所に実はいたのかもしれません。
ロケ地の調べ方と答え合わせ
調べ方はとてもシンプル。グーグルマップのストリートビューを駆使して、映像と同じアングルを見つけるだけ。だけなんですけど・・・。
これが想像を絶する大変さでした!
地形や日の向き、生えている植物の特徴など、映像から読み取れるものを何度も見返してとにかく情報収集。それが終わったらめぼしいところをまるで鳥になったかのように空からぐるぐる確認。当たりを付けたらストリートビューで同じアングルの風景があるかチェック。
というプロセスをただひたすら繰り返すというマゾじみたことをして、丸2週間かけてようやくすべてのロケ地を特定するに至りました。長かった。。
「たぶんここだと思う」という曖昧なものではなく、全てのロケ地で動画と同じアングルを確認していますので、間違っていることは絶対にあり得ません。自信をもって言えます。2週間を無駄にしてしまったことを。
では、すべてのロケ地を動画の時系列で見ていきましょう。
ロケ地13カ所の正解と解説
該当シーンのキャプチャと、そのロケ地を地図にマーカーしてあげてみました。載せている地図だけでは分かりにくい場合もあるかと思いますので、ピンポイントで調べられる座標も併記しました。グーグルマップの検索窓にコピペしてお使いください。
▼マカプウ・ビーチ 1/13(オアフ島)00:02~
座標:21.311031, -157.660129
このスクリーンショットは、動画が始まる一番最初に2秒間ほど出てくる映像で、今回動画に収めることができていない部分でした。ちゃんと準備しとけよって話です。すみません。
マカプウ・ビーチについて
ワイキキからカラニアナオレ・ハイウェイを東へ走ること約30分。オアフ島の東端にある人も少なく落ち着いた雰囲気のビーチで、比較的波や風が強いため海水浴というよりもサーファー向きのビーチと言えそうです。イルカと泳げることでも有名なシー・ライフ・パークもすぐそばにあります。
動画ではドローンを使って、マカプウ・ビーチを東に向かって飛んでいます。
ほんの一瞬の映像なので、この場所を突き止めるのに手がかりが少なく苦労しましたが、次のマカプウ展望台からほど近い場所なのが幸いし、偶然発見できました。
▼マカプウ展望台 2/13(オアフ島)00:16~
座標:21.3093618,-157.6569772
マカプウ展望台について
ワイキキからカラニアナオレ・ハイウェイを東へ走ること約30分。オアフ島東端の岬に整備された展望台で、ここからはマカプウビーチ、ラビットアイランドをはじめ、オアフ島東海岸の一大パノラマが望めます。オアフ島1周ドライブの際に立ち寄るのがおすすめ。
冒頭はサイクリングで海岸を走るシーン、切り替わって2人の女性がシートベルトの説明をしています。シーンが切り替わっているので違う場所なのかと思いきや、アングルが違うだけで同じエリアでの撮影でした。青い服の女性が話し終わった後、チラッとよそ見する瞬間が好きです。
キレイに舗装された特徴ある道路と、黒い岸壁が比較的新しいの溶岩に見えたので、ハワイ島と決めつけ調べたのが失敗の始まり。その予想に自信を持ってしまっていたので、ハワイ島ではないという結論に至るに丸2日費やしてしまいました。
何かいい目印ないかと動画を何度も見返し、形が特徴的な島があったのでそれをヒントに探したところ、あっけなく発見。ラビットアイランドとタートルアイランドが並んで見えるのが特徴です。
▼ウマウマ滝 3/13(ハワイ島)00:36~
座標:19.901243, -155.151994
ウマウマ滝について
ハワイ島で一番大きな都市ヒロから北へおよそ30分。ウマウマ滝はハワイで最も標高の高いマウナケア山麓の熱帯雨林の中にあり、複数の滝が階段状に流れ落ちるのが特徴です。雨が多い島の東側は他にも、レインボー滝やアカカ滝など大小たくさんの滝があります。
ハワイ島には2回訪れたことがありますが、このウマウマ滝のことは今回のムービーで初めて知りました。動画の最後の方にもう一度登場するのですが、この滝の真上を通過するジップラインが楽しそうで、次回チャンスがあれば必ず立ち寄りたい場所です。
▼ポオレナレナ・ビーチ 4/13(マウイ島)00:44~
座標:20.663316, -156.441656
ポオレナレナ・ビーチについて
マウイ島にある南西の町、ワイレアの南部にポオレナレナ・ビーチはあります。この辺り一帯は高級リゾートが立ち並ぶゴージャスなエリアで、ゴルフコースも隣接しています。波は穏やかで海水浴に適しており、砂の色はオアフ島にあるビーチとは違い若干黄色がかっています。
このポオレナレナ・ビーチも動画をきっかけに初めて知りました。この辺りのホテルにはプライベートビーチが付いていることも多く、わざわざ外に泳ぎに行く必要が無いため意外と知られていないかもしれません。
映像を見た限りでは、行きたいかと言われれば優先度はかなり低そう。ハワイのビーチは平均レベルが高すぎるので、よっぽど何かに秀でたものがないとちょっとパンチが弱いかなぁという感じはします。
▼ワイメア峡谷 5/13(カウアイ島)00:50~
座標:22.072222, -159.662368
ワイメア峡谷について
カウアイ島の西部に広がる山岳地帯にあり、地層が幾層にも重なって作り出す自然の芸術は、アメリカのグランドキャニオンに勝るとも劣らない絶景。カウアイ島を代表する名所の一つです。
渓谷の崖っぷちにござ敷いて和やかにウクレレを弾いているシーンですが、ごろんと寝転んだらそのまま谷底へ転がり落ちるであろうこの場所は、穏やかな雰囲気とは対照的で超刺激的。
カウアイ島にはまだ行ったことはありませんが、このシーンが現れた瞬間に即答できるくらい行きたい場所でもあります。実際のロケ地は展望台から少し北へ移動した策も何もないところなので、そもそも立ち入っていい場所なのかかなり微妙ですね。
▼サンセットビーチ 6/13(オアフ島)01:07~
座標:21.6747389,-158.0403078
サンセットビーチについて
オアフ島のノースショアを代表するエメラルドグリーンが美しい海ですが、夏の穏やかな様相とは一転、冬にはサーフィンの世界大会が開かれるほどの大波が押し寄せます。そしてこのビーチの名称にもなっているように、夕暮れ時が特に美しく、キメの細かくてふかふかした広いビーチに座って水平線に沈む夕日を眺めるのがおすすめ。
映像はフラダンスから始まるのですが、これがまた情報が非常に少ない。少し幅が広めの砂浜のエリアと、距離が長めのカーブしているビーチ、その先に見える木々の様子のみ。正直、そんな条件のビーチなんてごろごろあるので、ストリートビューでしらみつぶしにハワイ中のビーチを探す羽目になりました。
▼クアロア・ランチ 7/13(オアフ島)01:39~
座標:21.537097, -157.844748
クアロア・ランチについて
ワイキキからはおよそ50分、オアフ島の東部に位置するクアロア・ランチは、東京ドーム450個分という広大な敷地を活用し、様々な遊びを通して自然のすばらしさを体験することができるアクティビティセンターです。秘境感ただよう壮大な景観は、様々なメディアのロケ地としてもしばしば利用されています。
クアロア・ランチはワイキキから離れているので、旅行代理店でツアーを申し込むか、レンタカーやバスなどで直接行くしかありません。管理人イチ押しの宿がこの先にあるので、そこへ泊まるのであれば行く途中で立ち寄れるのでおすすめ。
シーン的には、小さな女の子が花をまき散らしながら走り抜けるというほのぼのしたものでしたが、探す方の視点からすれば「もっと色んなアングルちょーだい!」でした。じみーに株立ちで生えているヤシの木が、場所特定の決め手になりました。
▼ハレアカラ国立公園 8/13(マウイ島)01:54~
座標:20.711113, -156.249353
ハレアカラ国立公園について
ハレアカラは標高3,055mの世界最大の休火山なのですが、ハワイ諸島最高峰のマウナケア4,205mよりも低くく標高としてのインパクトは弱いものの、星の観測ポイントはハレアカラの方が高い所にあることから、近年サンセット&星観測ツアーの人気が高まっています。道中も四つ葉のクローバー探しや、ユーカリの森で森林浴など自然を感じるアクティビティが楽しめます。
事前の公式アナウンスにハレアカラ国立公園がロケ地の一つに数えられていたということと、行ったことがあるということで、すぐにここだろうなと想像できとてもイージーでした。
サンセット&星空ツアーを体験しましたが、山頂からのサンセットは筆舌に尽くしがたいほどの絶景。ハワイ観光のハイライトの一つでしょう。
▼マウナルア・ベイ・ビーチ・パーク 9/13(オアフ島)02:33~
座標:21.284007, -157.720872
マウナルア・ベイ・ビーチ・パークについて
ワイキキからカラニアナオレ・ハイウェイを東へ走ること約20分。非常に遠浅の海の為、引き潮になると砂浜が広がり沖の方まで歩いていくことができます。ボートを着水するための海までのスロープが設置されていたりなど設備が整っているため、ボートの練習場も盛んにおこなわれています。
ワイキキからそんなに離れてはいないものの、普通の観光客向けというよりもロコが週末にバーベキューなどを楽しむ場所といった感じがします。ココヘッドの山並みは確かに綺麗ですが、他にも名所はたくさんあるので、恐らく救命胴衣とボートありきのロケーションだったのでしょう。
ボートを漕いでいる場所はマウナルア・ベイ・ビーチパークから撮影で、救命胴衣の説明をしているシーンは、隣接しているクリオウオウ・ビーチから撮影していました。
▼アラモアナ・ビーチ・パーク 10/13(オアフ島)03:04~
座標:21.286399, -157.845474
アラモアナ・ビーチ・パークについて
ハワイ最大のショッピングモール、アラモアナセンターの正面ある大きな公園です。ここからのワイキキ方面の眺めは最高で、名だたるホテルのビル群とダイヤモンドヘッドを一望することができます。ビーチは岩礁の内側にあるため波も穏やか、緑が多い公園もあり、ファミリーでも安心して遊ぶことができます。
ここのロケ地探しが簡単そうに見えて、意外と今回の最難関の一つでした。まず惑わされたのは、ノースショア名物のシェイブアイスを受け取るところから始まったことです。しかも、移動車には小さくノースショアサーフショップって書いてあるんですよ。実際にノースショアにある店の名前です。このノースショアという呪縛のせいで恐ろしく時間がかかることになりました。
▼サドルロードの溶岩地帯 11/13(ハワイ島)03:13~
座標:19.687701, -155.461993
サドルロードの溶岩地帯について
ハワイ島の最大都市ヒロとカイルア・コナを結ぶ通称サドルロードは、マウナ・ロアから流れ出した溶岩を突っ切るように走っています。そのサドルロードのちょうど真ん中あたり、プウ・フルフルという丘が目印。
まるで違う惑星に来たかのような殺伐とした風景ですが、そんな溶岩の割れ目から小さな植物が芽を出している様は、これから緑の大地が作られていく過程を見ている気がして、大いなる地球の息吹を感じることができます。
一口に溶岩地帯といってもその範囲は恐ろしく広いため、砂浜に落としたピアスを探すようなもの。「こんなの見つかるかよー」と思って探し始めましたが、以外にもあっさり発見。
▼クアロア・ランチ2回目 (オアフ島)03:28~
座標:21.533276, -157.846845
クアロア・ランチについて
クアロア・ランチでは、その広大な敷地を生かして山、谷、海、ビーチの4つに分けてテーマ化しており、乗馬、四輪バギー、ロケ地ツアー、ボート、ジップラインなどなど、多彩なアクティビティが楽しめます。ワイキキでは味わえないようなハワイの大自然を体験できます。
間隔を置いて2回目の登場です。このシーンを見たとき「クアロア・ランチっぽいけど、まさか2回目はないわなー」と感じていたのですが、やっぱりクアロア・ランチでした。
▼ワイココ・ファーム 12/13(カウアイ島)03:40~
座標:22.207740, -159.518047
ワイココ・ファームについて
カウアイ島にあるというワイココ・ファーム。初めて聞いた地名だったのですがそれもそのはず、ここは普通のタロイモ畑の一角だったのです。近くに生涯学習センターがあるので、もしかしたらそこの教育の一環として使われてる場所かもしれませんが、少なくとも観光地ではありません。
タロイモはハワイの伝統食材なので動画で登場する意義は十分ありますが、それなら観光向けの農場が他にもあるし、ワイピオ渓谷なんかもタロイモと景観もすごいところです。観光客を呼び込む為のプレゼンという意味では、ワイココ・ファームでは少しインパクトが弱いような気がします。
間違いなく今回の最難関、鬼門です。ロケ地が公式発表された8カ所の内、ワイココ・ファーム意外はすべて見つかったので、消去法で考えるとここに間違いない。ということで、カウアイ島のどこかにワイココ・ファームがあるというところまでは突き止めたまでは良かったのですが、検索をかけてもまったくヒットNASI。
はっきり覚えていませんが、ここだけで1週間くらいかかりました。1週間ずっと地図とにらめっこですから、そっとキーボードから手を放し涙で枕を濡らした夜があったのは言うまでもありません。
▼ウマウマ滝2回目(ハワイ島)03:58~
座標:19.901243, -155.151994
ウマウマ滝について
ウマウマ滝最大のアクティビティといえば、谷に張られたワイヤーを伝って滑り降りるジップラインです。動画でも気持ちよさそうに滑っていますが、値段は$189からということで、まぁまぁ高い。
ウマウマ滝、まさかの2回目登場です。ちょうど1度目のシーンに出てきた場所の上空を通過しています。
▼ヨコハマビーチ 13/13(オアフ島)04:00~
座標:21.549117, -158.242341
ヨコハマビーチについて
正式名はケアワウラビーチといい、オアフ島最西端にあるビーチです。車でのアクセスのみになります。別名のヨコハマビーチの由来は諸説あり、この辺りにあった鉄道の終着駅の名前からきているだとか、横浜出身の人が釣りをしていたことに由来したとか、もう確認できないことなので言いたい放題な気もしますが、何らかの形で日本人が関係していることは間違いなさそうです。
カエナポイントに向かうための最後の駐車場もありますが、車上荒らしが頻発しているそうなので、ここに駐車する場合は貴重品を車内に入れないようにしましょう。
岩山とビーチの景観は素晴らしいですが、トイレやシャワーの設備はなく、ライフガードもいないので注意が必要です。
動画では、リクライニングシートの説明をビーチチェアーで、サンシェードの説明をサングラスで例えながら美女二人が説明してくれています。
まとめ
13ヵ所のロケーションを島別に分けてまとめてみました。
▼オアフ島
- マカプウ・ビーチ
- マカプウ展望台
- サンセットビーチ
- クアロア・ランチ
- マウナルア・ベイ・ビーチ・パーク
- アラモアナ・ビーチ・パーク
- ヨコハマビーチ
▼マウイ島
- ポオレナレナ・ビーチ
- ハレアカラ国立公園
▼カウアイ島
- ワイメア峡谷
- ワイココ・ファーム
▼ハワイ島
- ウマウマ滝
- サドルロードの溶岩地帯
こうして並べてみると、オアフ島が圧倒的に多かったのですね。そしてやっぱりビーチが多い!
ちなみに、管理人がこの13のロケーションの内で行ったことがあるのが、マカプウ峠、溶岩地帯、ハレアカラ国立公園、サンセットビーチ、クアロア・ランチの5ヵ所。問題を出されたとしたら4カ所(溶岩地帯、クアロア・ランチ、ハレアカラ、ワイメア渓谷)正解するのがやっとだと思います。
初見で全てわかる人いる?
9つ以上正解するには、ハワイ主要4島の名所を広く知っている必要があり、かつ、ワイココ・ファームなどのあまり有名ではない場所の情報も持ち合わせなければならないので、いい意味で変態並みにハワイのことが好きでなければ全部答えられる人はいないんじゃないでしょうか。
ハワイの良さとは
「他の南の島と大差ないでしょ。まぁ有名だから1回ぐらい行ってみようか」程度の気持ちで初めて訪れたハワイでしたが、今ではすっかりリピーター。70カ国を旅した経験のある管理人ですが、まさかハマってしまうとは夢にも思いませんでした。
ハワイの良さといっても一言では収まりません。ちょうどよい大きさの島で、日本からもそこそこ近くて、治安が良い。起伏にとんだ地形で、熱帯雨林から乾燥地帯、ビーチから雪山まで、世界にある気候のほとんどがハワイにあるとされており、アクティビティを通して様々な体験が可能。適度に観光客でにぎわい、地元民も陽気で優しい。ショッピングが楽しい街もあれば、歴史と文化が香る町もある。考え始めれば本当に理由はたくさん出てきますが、最終的にはこう答えるでしょう。
feeling、なんかいい。
ロケ地探しを振り返って
時間にしてほんの数分の機内安全ビデオでしたが、役者さんは人間味があって、ハワイの明るく陽気な雰囲気が伝わりますし、自然を取り入れたダイナミックな遊び方も参考になります。映像も美しく引き込まれるように見入ってしまうほどの高い完成度だったので、いつか全部行きたいなという思いでロケ地を調べてしまいました。
とにかく、こんな素敵な機内安全ビデオを作ってくれたハワイアン航空に「ありがとう」と言いたいですし、もし2週間前にタイムスリップできるのであれば、全力でこのロケ地探しを止めて、自分に向けて「人生もっと有意義なことに時間を使え」と言いたいです。
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