京都⇔関空の行き方でベストはこれ!2018年度の決定版
2018年1月更新の最新情報!
京都から関西国際空港(以下関空)までは約100km、交通手段にもよりますが時間にして2時間前後はかかるため、空港に行くだけでも軽い旅行をするような距離があります。
そんな小旅行のような移動なので、たくさんの行き方があり迷ってしまいますよね。
この記事ではコスト・時間・手間などから様々な行き方を提案しています。何が一番自分に合った行き方なのか、比較・判断していただければ幸いです。
目次
京都⇔関空 各交通機関の値上げ
近年、多くの交通機関で値上げが相次いでいます。今までオトクだった行き方が、値上げによって割高になったということもありますので、過去に関空へ行ったことがある方も、今一度チェックしてみることをおすすめします。
下記は値上げ(片道)の一例です。
- 2017年4月1日~ MKスカイゲイトシャトル 3,600円 → 4,200円
- 2017年3月21日~ ヤサカ関空シャトル 3,500円 → 4,200円
- 2014年4月1日~ リムジンバス 2500円 → 2550円
- 2013年3月16日~ 関空特急はるか 210円値下がり
はるか以外は総じて値上げしており、特に乗り合いタクシー系は600円~700円も鬼の値上げをしています。
値上げには消費税の増税や、賃金や燃料費の上昇など社会経済の影響を受けてのことだと思いますが、今後もいつ値上げになるかも分からないので、めんどうですが関空を利用する都度価格は調べた方がよさそうです。
京都⇔関空 行き方 ベストチョイス
「自分に合った行き方が知りたい!」とお思いのあなたへ。
京都⇔関空を何度も行き来した管理人が考える、ベストチョイスを4つおすすめします。
☑ 金額を重視した行き方
☑ 時間を重視した行き方
☑ 楽さを重視した行き方
☑ バランスを重視した行き方
まずは何を一番優先させるか決めてください。何を優先させるかによってベストな行き方は変わってきますので、ご自身に合った行き方を見つけていただければ幸いです。
なお、表記の価格は大人1人の片道分(税込み)となっています。往復割引があるものは、往復料金に割引を含めて算出し、出た金額を半分に割ることで片道価格としています。
金額重視でベストはこれ!
「関空・京都アクセスきっぷ」という私鉄3社を乗り継いでいく割引きっぷで、最安値で京都⇔関空を移動できます。
乗り換えは途中2回あるので、大きな荷物を持っていたりお子さんがいる場合はちょっと大変かもしれませんが、そんなことも消し飛んでしまうほどの低価格さが魅力です。
どんな人にオススメ?
- 移動は最大限節約し、その分を旅行先で使いたい
- 移動コストを抑える為なら多少の労力は気にならない
- 天下茶屋駅で途中下車可能なので、この辺りに寄り道する用事がある
時間重視でベストはこれ!
自家用車を持っている方が限定になってしまいますが、家の玄関を出てから関空まで最速で行くことが出来ます。京都市内からだと70分~80分くらいで関空まで行けると思いますが、これは家の玄関先を出てからの総移動時間です。
他の交通機関では速いと言われている関空特急はるかでさえ、京都駅からのスタートで80分もかかるんです。それに家の玄関先から京都駅までの時間を加えると、総移動時間は100分以上はかかるはずで、それと比べるといかに自家用車が速いのかがよくわかります。
どんな人にオススメ?
- 仕事終わりに飛行機に乗る予定がギリギリなので少しでも早く行きたい
- 出来るだけ家でゆっくりしてから行きたい
- 家を出てから関空までとにかく最速で行きたい
- 寄り道を色々したい
- 他人に合わせるのが嫌で、自分の思うまま移動したい
楽さ重視でベストはこれ!
乗り合いタクシー方式で、飛行機の出発時間を伝えれば、ちゃんと間に合うように家まで迎えに来てくれる。旅行で疲れ果てた帰りに、家の玄関先まで送り届けられる楽さといったらありません。
タクシーで行くよりもずっと安く行けるのですが、それでもネックは高い金額。あと他の利用客を順番に拾っていくので、意外と時間がかかる点も要注意。
どんな人にオススメ?
- 移動のことは極力考えたくない
- 荷物を持って歩きたくない
- 家から駅までが遠い
- 移動の時間は寝ていたい
- 次の日の仕事の為に楽に帰りたい
バランス重視でベストはこれ!
金額、時間、便利さをバランスのいいところで考えてみると、やはりリムジンバスに落ち着きました。
一旦バスに乗ってしまえば、空港のチェックインフロアまで全自動で行ってくれるのでとても楽だし、所要時間も今回紹介する行き方で3位の速さにつけており、かなり早い方です。
金額は列車で行く安い方法と、乗り合いタクシーの高い方法のちょうど間をとってきているような価格帯で、高くもなく安くもない、なんだかうまいところをついているなぁと感じる金額です。
どんな人にオススメ?
- 安い方が望ましいが、しんどくなりすぎるのは嫌だ
- 速い方が望ましいが、高くなりすぎるのは嫌だ
- 楽な方が望ましいが、高くなりすぎるのは嫌だ
- 移動時間はガイドブックをみたり、会話を楽しみたい
京都⇔関空の行き方は全部で7つ
上述したベストチョイスからもう少し掘り下げた7つの行き方をまとめました。厳密にいえばもっと色々な方法はあるのですが、路線バスを乗り継いで・・・なんて現実的ではない方法は省き、厳選した7つです。
考え方やお住まいの場所によってベストな行き方は変わってきますので、ご自身に合った行き方を見つけていただければ幸いです。
なお、表記の価格は大人1人の片道分(税込み)となっています。往復割引があるものは、往復料金に割引を含めて算出し、出た金額を半分に割ることで片道価格としています。
2,090円┃リムジンバス
リムジンバスというだけあって、観光バスのように大型でとても快適です。バスとしては競合他社が無く一つのグループのみが京都⇔関空のバス運営をされているため、他の会社と見比べる必要がなく、価格や時刻表、窓口が1つしかないのでユーザーとしては大変分かりやすくなっています。
大人運賃 | 2,090円 |
---|---|
小児運賃 | 1,045円 |
所要時間 | 約88分(八条口~第1ターミナル) |
運行間隔 | 約30分に1本 |
運行時間 | 4:30~22:10(京都発) 6:10~23:55(関空発) |
補足事項
- 片道のみの利用の場合は往復割引が効かなくなるので、大人片道で2,550円になります
- 復路の有効期間は往路から14日間
- 小児料金は6歳以上12歳未満が対象
- 座席を使用しない6歳未満の幼児は1人まで無料、2人目からは小児料金適用
- 預けられる荷物は1人2個まで
リムジンバスの発着口は京都駅南側(八条口)のアバンティ前からです。京都駅北側にもバス専用の大きなロータリーがありますが、そちらは市バス用なので間違えないようにしましょう。
また、発着口は実は京都駅前からだけではなく、時間帯によっては市内の停留所をいくつか経由してから関空へ行く便があります。
自宅の近くに下記停留所がもしあればわざわざ京都駅に出るまでもなく、とても移動が楽になる上に金額も京都駅からと同額というメリット満載なので、迷わずリムジンバスを利用しましょう。
京都の停留所一覧 | ||
---|---|---|
出町柳駅 | 三条京阪 | 烏丸御池 |
京都市役所前 | 二条駅 | 四条烏丸 |
高速京田辺 | 堀川五条 | 四条大宮 |
☑バスのメリット・デメリット
メリット
- 空港のバス停が出発、到着口のそばにある為、ほとんど歩かなくていい(駅よりも近くて便利)
- 家から停留所が近ければ他の交通機関を利用しなくて済むので、楽な上に安くあがる
- 所要時間は予想よりも早く着くことが多く、最速タイムのはるかと同レベル
- 必ず座れる
- トイレ付きのバスなので、もしものときも安心
デメリット
- 交通事情により遅れる可能性がある
- 車酔いに弱い人は注意が必要(席の背面ポケットにエチケット袋有)
- エアコンが効きすぎて寒い場合がある
京都駅八条口の乗り場では待合室もあるので、天候や気温に苦労することなくバスを待てるのは嬉しいですよね。ただ、京都は時期、時間帯によっては道路が混みあうことも少なくありませんし、事故渋滞などは予測不可能です。時間に余裕を持った予定を組みましょう。
↓時刻表などリムジンバスの詳細はこちら
2,415円┃JR関空特急はるか
京都駅⇔関空を結ぶ専用の特急列車で、快適な車内空間と正確な移動時間が特徴です。
大人運賃 | 2,415円(自由席) |
---|---|
小児運賃 | 1,205円(自由席) |
所要時間 | 約80分(京都駅~関西空港駅) |
運行間隔 | 約30分に1本 |
運行時間 | 5:45~20:30(京都発) 6:30~22:16(関空発) |
補足事項
- 片道のみの利用の場合は往復割引が効かなくなるので、大人片道で2,850円になります
- 復路の有効期間は往路から14日間
- 小児料金は6歳以上12歳未満が対象
- 6歳未満の幼児は2人まで無料、3人目からは小児料金適用
こちらは金券ショップでも購入できますが、正規の往復割引切符の方が安くオトクです。
所要時間は公共交通機関では最速ですが、複数の路線をまたがって走っている為、他の路線の影響を受けやすく遅延することも少なくありません。バスと同様に、時間に余裕を持った計画をしましょう。
☑はるかのメリット・デメリット
メリット
- 京都~関空の公共交通機関では最速
- 車内は座席を対面にして会話を楽しんだり、歩くことも出来る程広いので非常に快適
- 飲食が可能
- 自由席でもほぼ座れる
- 乗り物酔いしにくい
- トイレ付きなので、もしものときも安心
デメリット
- 京都~関空の公共交通機関では最も金額が高い
- 数分の遅延はよくある
関空特急はるかは滋賀からも乗れる
本数はかなり少ないですが滋賀県の米原駅発の列車もあり、草津など湖東の主要な駅に寄りながら京都を経由して関空まで行くので、湖東にお住まいの方は時間が合えば値段も手ごろで便利です。
●滋賀から関空へ
午前6時台・・・1本
午前7時台・・・1本
●関空から滋賀へ
午後7時台・・・1本
午後8時台・・・1本
大人片道運賃:2,985円(草津ー関空)
※往復割引適用済み
時間帯的には仕事で出張で使えそうですね。滋賀から関空まで乗り継ぎなしで行けて、早く着いて値段も手ごろという三拍子そろった優秀さ。かなり需要はあると思うのですが、この本数の少なさでは旅行には使いづらいかもしれません。
↓はるかの公式サイトです
3,950円┃乗り合いタクシー
最大9名乗りの1BOXタイプの車を使った、タクシー会社が運行する交通手段です。自宅まで迎えに来てくれるのでタクシー感覚で利用でき、しかし同じ方向の他人と乗り合っていくことでコストはタクシーよりも抑えることが可能です。
●京都から関空へ
京都からは、小型のタクシーでエリア別に分かれて順番に利用客を回収していき、車庫にて利用客を一堂に集めます。そこからワンボックスに乗り換えて関空に向けて出発するので、家からそのままダイレクトに空港に向かう訳ではなく、意外と他の交通機関よりも時間がかかります。
●関空から京都へ
関空からは、到着口を出るとすぐにMK、ヤサカのカウンターがあるので受付し、そこで同じ方面に向かう人が集まるのを待ちます。私は田舎住まいなので大体30分ぐらいは待つことが多いですが、お住まいが都市部だともう少し早く人が集まる印象です。
☑タクシーのメリット・デメリット
メリット
- ドア・ツー・ドアで自宅から空港までほとんど歩かなくていい
- 汗をかいたりすることがないので、清潔なまま飛行機に乗れる
- 必ず座れる
デメリット
- 最長の所要時間を要し目安の幅も大きい
- 車酔いに弱い人は注意が必要(エチケット袋有)
- エアコンが効きすぎて寒い場合がある
- 狭くて揺れるので、話したり本を読んだりしにくい
- トイレが自由に行けない(トイレ休憩1回有)
- 今回紹介した交通手段の中では最も高額
京都~関空では2社がシャトルを運航しています。きちんと調べる前はどちらも大差ないかなと思っていたのですが、それぞれ特徴があり細かな部分の違いが結構あったので、それぞれ比較してみました。
MKタクシー【MKスカイゲイトシャトル】
大人運賃 | 4,200円 |
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小児運賃 | 2,100円(他の割引と併用不可) |
WEB割引 | -100円(片道計算-50円引) |
往復割引 | -100円(往復で-200円引) |
グループ割引 | -200円(3名以上) |
所要時間 | 120~150分 |
運行間隔 | 人が集まり次第 |
運行時間 | 6:00~22:00(京都発) 7:30~22:45(関空発) |
補足事項
- スーツケース一人1個まで。2個目からは一つにつき1,000円
- 復路の有効期間の定め無し
- WEB割引、往復割引、グループ割引は併用可
- 小児運賃は他割引と併用不可
- 小児運賃は6歳以上12歳未満が対象で2名まで
- 座席を使用しない6歳未満の幼児は大人1人につき1人まで無料
3人以上の旅行であれば3,950円になりますが、200円引きのグループ割引が使えない人が多数を占めると思いますので、ここでは一般的な割引分を適用させた大人片道4,050円と計算します。
↓予約はこちらから可能です。
ヤサカタクシー 【ヤサカ空港シャトル】
大人運賃 | 4,200円 |
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小児運賃 | 2,100円 |
WEB割引 | -300円(片道計算-150円引) |
往復割引 | -100円(往復で-200円引) |
学生割引 | -700円(他の割引と併用不可) |
所要時間 | 120~150分 |
運行間隔 | 人が集まり次第 |
運行時間 | 7:00~21:00(京都発) 7:30~21:00(関空発) |
補足事項
- スーツケース一人1個まで。2個目からは一つにつき1,000円
- 復路の有効期間の定め無し
- WEB割引、往復割引、小児運賃は併用可
- 学生割引は中学生以上が対象で、他の割引と併用不可
- 小児運賃は3歳以上12歳未満が対象で2名まで
- 座席を使用しない3歳未満の幼児は大人1人につき1人まで無料
- 車内では無料のWi-Fiを利用できる
MKシャトルの大きな存在に隠れがちですが、ヤサカは十分検討する価値のあるシャトルです。割引もMKに比べて大きいので、乗り合いタクシーの最安値で行くならヤサカの選択になるでしょう。ここでは一般的な割引分を適用させた大人片道3,950円と計算します。
↓予約はこちらから可能です。
乗り合いタクシーは比較的渋滞には強い
車を使った交通手段は、道路事情により遅延の影響を受けやすいと思われがちですが、ことMKシャトルやヤサカシャトルでは、その道路事情による影響を最小限になるよう考えられています。
無線で常に道路情報を監視しているので、突然の渋滞に遭遇しても的確な迂回ルートを選択して、当初予定通りの運行ができるよう企業努力されています。道路はレールと違い複数のルートが存在しますので、そのようなことが可能なのでしょう。
これは一般ドライバーでは難しいことですが、長年の蓄積された経験が成しえる技ですので、必要以上に遅れるかもという不安は不要です。私も何度も利用していますが、遅れたことは過去一度もありません。
MKとヤサカどちらがおすすめ?乗り合いタクシーまとめ
MKタクシー | ヤサカタクシー | |
---|---|---|
大人 | 4,200円 | 4,200円 |
小児 | 2,100円 | 2,100円 |
WEB | -100円 | -300円 |
往復 | -100円 | -100円 |
団体 | -200円 | 設定無し |
学生 | 設定無し | -700円 |
Wi-Fi | 設定無し | 無料で使用可 |
所要時間 | 120~150分 | 120~150分 |
運行時間 | 6:00~22:00(京都発) 7:30~22:45(関空発) | 7:00~21:00(京都発) 7:30~21:00(関空発) |
結論からいうと、オススメはヤサカタクシーです。
MKタクシーは3名以上の申し込みから適用になる【グループ割引】を入れてようやく大人3,950円になりますが、ヤサカタクシーは誰でも適用になる割引だけで大人3,950円です。ヤサカはこれに加えて、中学生以上が対象の【学生割引】が適用になればさらに安くなる可能性を秘めています。
小児運賃でもヤサカタクシーに軍配が上がります。MKタクシーは他の割引と併用不可なので2,100円で固定ですが、ヤサカタクシーの場合はWEBと往復割引どちらも適用可能で1,850円になり、家族で利用すればどんどん金額の差が開いていきます。
金額のシュミレーションしてみました。
大人2人の往復料金
- MKタクシー :16,200円
- ヤサカタクシー:15,800円
大人2人、子供2人の往復料金
- MKタクシー :24,600円
- ヤサカタクシー:23,200円
ただし、運行時間はMKタクシーの方が長い時間営業しているため早朝や深夜はMKが強いと言えます。
何年か前までは、関空に行くなら乗り合いタクシーが断然コストパフォーマンスが高く一番おすすめしていましたが、値上げによって他の交通機関と比べると割高に感じ、個人的にはあまり利用しなくなってしまいました。
ただ、他の交通機関に比べて、なによりも圧倒的に便利なのは大きなアドバンテージです。何も考えなくても全自動で関空へ行けてしまうので、駅から自宅が離れている人にとってはとてもありがたい存在です。
1,590円┃JR在来線
路線をJRのみで在来線を利用しつつも極力乗り継ぎを少なくした、【京都駅⇔大阪駅】は新快速、【大阪駅⇔関空】は関空快速を利用する方法です。
大人運賃 | 1,590円 |
---|---|
小児運賃 | 940円 |
所要時間 | 100~120分 |
運行間隔 | 20~25分 |
運行時間 | 5:04~21:49(京都発) 5:57~22:50(関空発) |
正規で購入するよりも安くするテクニックがありますので紹介したいと思います。
●テクニック①
京都駅⇔関空を通しで切符を購入すると1,880円かかりますが、「京都駅⇔大阪駅」560円と「大阪駅⇔関空」1,190円を分けて買うだけで 560円+1,190円=1,740円と少し安くなります。
●テクニック②
「京都駅⇔大阪駅」は金券ショップで購入できる昼得切符があるので、これを利用すると「560円→400円」とさらに安くなります。
※昼得切符とは、京都駅⇔大阪駅区間で、平日10時~17時まで、土日祝は終日利用可能な割引切符です。駅の窓口では6枚つづりの回数券(2,100円)でしか購入できませんが、金券ショップなどではバラで購入が可能です。
昼得切符は子供2人で1枚使えます。子供が1人の場合は通常切符の子供料金の方がお安くなりますが、2人いる場合は1人頭200円で大阪まで行けることになるので超オトクです。
☑JR線のメリット・デメリット
メリット
- 他の私鉄を使わないので乗り換えがスムーズ
- 比較的安い交通手段
デメリット
- 大阪で1回のみ乗り継ぎが必要
- 京都⇔大阪間は混みあうのでほぼ座れない
1,250円┃阪急+地下鉄+南海
京都⇔関空を私鉄3社を乗り継いでいく【京都・関空アクセスきっぷ】という名称で販売されている割引きっぷで、普通運賃1,610円 → 1,250円とかなりオトクになっています。
京都→関空(関空アクセスきっぷ)阪急が販売
関空→京都(京都アクセスきっぷ)南海が販売
往路復路で販売する会社が異なるので、同じルートなのですがきっぷの名称が変わります。
大人運賃 | 1,250円 |
---|---|
小児運賃 | 800円 |
所要時間 | 110~120分 |
運行間隔 | 20分前後 |
運行時間 | 5:00~(京都発) 5:19~(関空発) |
なんといっても最安値で行けるところが特徴のこのルート。嵐山、烏丸、四条や河原町という京都の有名観光地の駅でも降りられるので、これから京都を観光しようとされている方には便利かもしれない。
ただ、南海~大阪市営地下鉄~阪急と3社も乗り継がないといけないのが問題。行きは元気が有り余っているので良くても、帰りは疲れ切っているので、その状態で2時間立ちっぱなしや乗り継ぎで込み合う中を移動することを考えると結構キツイ。
体力があって、とにかく安く済ませたいと考えている人にはおすすめです。
メリット
- 京都⇔関空が最安値でいける
- 京都側は乗れる(降りられる)駅が多く便利
デメリット
- 乗り継ぎが2回もあり、荷物を持って移動が大変
- 時間帯によっては駅や車内がかなり混雑するので座れない
- このきっぷでは京都駅には行けない
- 途中大阪観光しようにも、途中下車は天下茶屋駅しか許されていない
京都からのルートで乗り継ぎが必要な駅は「河原町→天神橋筋六丁目→天下茶屋→関空」です。
下記にリンクを貼っておきます。
↓京都から関空へ
1,400円┃JR+地下鉄+南海
一つ上で紹介したルートの一部改変バージョンです。
関空⇔大阪を私鉄2社を乗り継いでいく【関空ちかトクきっぷ】という名称で販売されている割引きっぷで、普通運賃1,150円 → 1,000円とオトクになっています。
関空ちかトクきっぷ(関空⇔大阪駅)1,000円+昼得切符(大阪駅⇔京都駅)400円=1,400円
大人運賃 | 1,400円 |
---|---|
小児運賃 | 780円 |
所要時間 | 110~120分 |
運行間隔 | 20分前後 |
運行時間 | 5:21~(京都発) 5:19~(関空発) |
このルートの特徴は、見どころが多い大阪駅(梅田)で途中下車できるところです。
子供が2人いる場合は、JR在来線の項目で説明したテクニック③が使えるのでさらに安くなります。
どの駅でも大体近くに金券ショップがあるので、切符を手に入れるのは難しいことではありません。
☑メリット・デメリット
メリット
- 京都⇔関空が2番目の安さでいける
- 子供が2人いれば最安値クラスのルートになる
- 大阪駅(梅田)で途中下車できる
- この切符で京都駅まで行ける
デメリット
- 乗り継ぎが2回もあり、荷物を持って移動が大変
- 時間帯によっては駅や車内がかなり混雑するので座れない
↓関空ちかトクきっぷの詳細です
7,715円┃自家用車
自分の車で移動できるので気を使う必要もなく、寄りたいところに寄れる自由と、最短時間でアクセス可能なそのスピードが最大の特徴です。
関空は離れ小島なので、公共交通機関でしか行けないと思われている方も多いかもしれませんが、自家用車でもアクセス可能です。金額についても、2人以上いれば乗り合いタクシーよりもトータルで見ると安くなります。
ETC料金 | 3,370円 |
---|---|
空港連絡橋 | 870円 |
ガソリン代 | 780円 |
駐車料金(片道分) | 2,695円(4日間) |
所要時間 | 70分~ |
補足事項
- 普通自動車のETC用の料金です
- 京都の入り口は鴨川西ICで設定しています
- 空港連絡橋の料金には、1往復につき100円徴収される利用税が含まれています
- 駐車料金にはKIX-ITMカード使用時の25%オフが含まれています
- 駐車料金は連続4日間とめた場合の金額です
- ガソリン代は、京都駅から関空までの距離(95km)車の燃費(15km/L)ガソリン単価(120円/L)をもとに算出しています
京都市内には名神と阪神の2種類の高速道路が通っており、どちらでも関空には行けるのですが、阪神高速の方が渋滞も少ないのでオススメです。
☑自家用車のメリット・デメリット
メリット
- 自宅⇔関空まで最も早く移動できる
- 荷物を持っての移動がほとんどないため非常に楽
- 知り合いしか乗らないのであまり気を使わなくていい
- コンビニへ寄ったりトイレに行ったり寄り道が自由
デメリット
- 交通事情により遅れる可能性がある
- 運転者は負担が大きい
- 乗り合う人数にもよるが、かかるコストは大きめ
こちらに自宅近くのICから関空までのルートや金額を調べられる、NEXCOのサイトを貼っておきます。
KIX-ITMカードを作れば駐車料金が25%オフ
KIX-ITMカードとは、関空が公式で発行する割引ポイントカードです。
関空の駐車場を利用する予定があるなら、KIX-ITMカードを申し込んでいくことを強くおすすめします。KIX-ITMカードは年会費無料なのに、関空内にある駐車料金が25%安くなったり、レストランや免税店で割引があったりなど作らない手はありません。
クレジットカードではなく単なるポイントカードなので審査などもなく、事前にネットから申し込んでおけば当日空港でカードを発行してもらえます。
空港外の駐車はおすすめしません
関空の島に渡る前にも民間駐車場があり、空港内よりも安くとめられるので、そこに車をとめて、バスや列車で連絡橋を渡り関空へ行くことも出来ます。
しかし、せっかく車で行っているメリットが台無しになってしまいますし、上記のカード25%オフの割引を使えれば価格の差はほとんどなくなりますので、空港外の駐車はあまりおすすめ出来ません。
金額シュミレーション
7,715円という金額は、4日間駐車した場合の大人1人の片道分になりますが、自家用車を利用される方のほとんどが、複数人で利用することと思います。
そこで、駐車日数と人数が増えたとき1人当たりの往復金額をシュミレーションしてみました。
3日間 | 4日間 | 5日間 | 6日間 | |
---|---|---|---|---|
1人 | 14,270円 | 15,430円 | 16,580円 | 17,740円 |
2人 | 7,135円 | 7,715円 | 8,290円 | 8,870円 |
3人 | 4,757円 | 5,143円 | 5,527円 | 5,913円 |
4人 | 3,568円 | 3,858円 | 4,145円 | 4,435円 |
5人 | 2,854円 | 3,086円 | 3,316円 | 3,548円 |
6人 | 2,378円 | 2,572円 | 2,763円 | 2,957円 |
※表記価格は1人当たりの往復料金となっています
1つの車で6人同乗することがもしあれば、「早い」「楽」「安い」という三拍子そろった究極の移動方法になりますが、荷物のことを考えると4人が快適に移動できるラインかと思います。4人でも片道にすると1,929円とリムジンバスよりも安くなるので、十分検討に値するでしょう。
金額シュミレーションとまとめ
1人片道(円 | 移動時間(分 | 特徴 | |
---|---|---|---|
リムジンバス | 2,090 | 1時間28分 | ・バランスがいい |
はるか | 2,415 | 1時間20分 | ・最速クラス ・高い |
乗り合いタクシー | 3,950 | 2時間 | ・最も楽 ・高い |
JR在来線 | 1,590 | 1時間40分 | ・バランスがいい |
阪急~南海 | 1,250 | 1時間50分 | ・最安値 ・乗換え多い |
JR~南海 | 1,400 | 1時間50分 | ・最安クラス ・乗換え多い |
自家用車 | 7,715 | 1時間10分 | ・4人以上でオトク ・最も速い |
※移動時間の幅があるものについては最小値を表記。
バス、はるか、乗り合いタクシーを利用される際は、往復割引がありますので行き帰り共に同じ交通機関にする方がオトクです。
上の表では大人1人分の片道料金はわかるのですが、家族などの団体になったときの金額がつかめません。子供料金などが入ると単純に片道×人数で算出はできないので、往復料金でのシュミレーションを作りました。
往復料金 | 大人2 | 大人2 子供1 | 大人2 子供2 |
---|---|---|---|
リムジンバス | 8,360円 | 10,450円 | 12,540円 |
はるか | 9,660円 | 12,070円 | 14,480円 |
乗合タクシー | 15,800円 | 19,500円 | 23,200円 |
JR在来線 | 6,360円 | 8,240円 | 9,560円 |
阪急~南海 | 4,920円 | 6,520円 | 8,120円 |
JR~南海 | 5,600円 | 7,160円 | 8,400円 |
自家用車 | 15,430円 | 15,430円 | 15,430円 |
※青字:最安値 ※赤字:最高値
自分で表を作ってみてなんですが、家族4人の場合だと高いものと低いものとの差が15,000円もあることに驚いてしまいました。
今までは、何回も乗り換えて行くぐらいなら少々高くても楽な方がいいという考え方でしたが、15,000円も違えば現地ホテルをグレードアップしたり、ツアーを入れたり、ちょっといいレストランに行ったりなど、旅行を充実させることにお金を回せることを考えるとアリかもしれません。
あとは、上記表の金額のほかに、バスや列車の出発地点まで行く交通費がそれぞれかかってきます。意外とその交通費も無視できなくて、上記表の順位がガラッと入れ替わることもあるので、忘れずにチェックしてみてください。
関空のターミナルで第1と第2どちらで降りればいいの?
関空では第1ターミナル、第2ターミナルの2つのターミナルビルがあります。
各ターミナル間は約4km離れている為、徒歩でも行けなくはないですが旅行前にかなり体力を消耗してしまうので、ここは無料の連絡バスを利用するか、直接該当のターミナルに降りるようにしましょう。
現状多くの人は第1ターミナルを利用
ピーチと春秋航空以外のチケットをお持ちの方は、第1ターミナルで降りましょう。バスも乗り合いタクシーも、先に第1ターミナルへ到着しますので、乗り過ごさないよう注意してください。
バスや乗り合いタクシーの場合は、到着場所がチェックインカウンターがあるフロア(4F)になりますので、ほとんど歩くことなくチェックインできます。
第2ターミナルはピーチと春秋航空のみの発着
現状では、第2ターミナルを使用しているのは航空会社はピーチと春秋航空になりますので、該当するチケットをお持ちの方は第2ターミナルで降りましょう。
ただし、列車で来られた人は第1ターミナルが最終駅になりますので、そこからは無料の連絡バスを利用して第2ターミナルへ向かってください。
第2ターミナルの一部はまだ今年オープンしたところなので、今後乗り入れする会社が増えたり、また配置変更がある可能性もあるので、念のためにチケットを購入した段階でどちらのターミナルになるのかチェックした方がよさそうです。
自家用車はどこにとめられる?
第1ターミナル、第2ターミナル共に駐車場がありますので、利用するターミナルに近い駐車場を利用しましょう。
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リムジンバスの料金が少なくとも2カ所、2090円となっていますよ。2550円では?